「新時代」
ウタが歌うことによって、夢の世界があらわれたように思われた
しかし…これはウタウタの実の能力+ウタの歌い手としての能力により「歌を聴いた人を『ウタワールド』へ呼び込む」ものであった
これは直接彼女の歌を聴いた人だけでなく、配信を通じて聴いても効果があり、
全世界で配信されていたこのライブによって、全世界の7割ともいわれる多くの人がこの『ウタワールド』に呼び込まれてしまう
ウタウタの実の能力 能力者が創った世界「ウタウタの世界」(ウタワールド)に、歌を聞いた者たち(動物なども含む)の意識を移す 『ウタワールド』内では、歌に合わせて、能力者の思い通りの現象が起こる 現実世界では、意識を奪われた者たちの残された身体を自在に操れる |
『ウタワールド』から人々が現実に戻ってくるには、能力者が自分の意志で解除するか、能力者が眠るしかないのだが、
ウタは、自身が死ぬまで眠れなくなり感情が凶暴化する「ネズキノコ」を食べており、呼び込まれた人々の現実への復帰は絶望的かと思われた
また、ウタは「海賊」に対して強い忌避感情をしめし、ルフィ達を当惑させる。
「私は最強」
「逆光」
「ウタカタララバイ」
最初は楽しんでいたものの、観客たちはこの状況に次第に疑問を持ち、ウタに対して懐疑的な発言をする。
目指す「新時代」「歌を通じて全世界を幸せにする」との間で板挟みになったウタは
「昔エレジアに置いていかれた」「赤髪のシャンクスに裏切られた」と語り出す。
幼いウタがシャンクスと共に「音楽の島エレジア」を訪れてからのこと エレジアでウタはその才能を見出され、歌手になるための本格的な英才教育を提案された。 …が、ウタ自身は「赤髪海賊団の音楽家」であるとその提案を断った。
その夜、歓待の宴で一曲でも多く歌い思い残すことなく島を出航しようと考えたウタは、 いつの間にか禁断の楽譜「Tot Musica」を拾って歌ってしまう(能力と楽譜が惹かれ合ったものと考えられる)。 その結果…エレジアに歌の魔王「トットムジカ」が顕現し、エレジアはその一晩で壊滅してしまう。 赤髪海賊団の奮戦、ウタが幼く能力を長い時間保てなかったことにより、ウタとエレジア国王ゴードンのみが生きながらえることができた。
ウタはその能力をコントロールできるようになるためゴードンに預けられることとなり、シャンクス達赤髪海賊団は何も知らないウタを残して出航。 表向きは、エレジア壊滅の原因は「赤髪のシャンクス」であるとされ、ウタにもそのように伝えられていた。
ウタは、廃墟のエレジアにてゴードンと2人で音楽のレッスンを受ける日々を過ごし、外の世界を知らずに育った。 また「父に捨てられた」「海賊がエレジアを滅ぼした」「世界中で行われている海賊の暴力について知る」ことで、「海賊」に対し憎悪ともいえる感情を持つようになっていた。
その後、ウタはエレジア壊滅時の映像から、真実(自分がトットムジカを呼び出した)に気付くが、 海賊への憎悪、シャンクスへの想い、自己嫌悪の間で混乱し、逃げたい、救われたいという気持ちを抱くようになる。 |
今回のライブは、「大勢の民衆と自身をともに新時代で救いたい、逃げたい」という想いで実現したものだった。
ルフィや観衆からの疑問などをぶつけられ、ネズキノコの副作用もあり感情のコントロールを失ったウタは再び禁断の楽譜に手を伸ばす。
「Tot Musica」
禁断の楽譜「Tot Musica」 ウタウタの実の能力者がを歌うことにより、 エレジアに封じられていた歌の魔王「トットムジカ」を目覚めさせることができる |
トットムジカは現実世界とウタワールド両方に顕現し、消滅するときに現実世界と『ウタワールド』を繋ぐため、
『ウタワールド』に呼び込まれた多くの人たちにとっては、トットムジカを倒すことは現実世界へ帰るための方法でもあった。
トットムジカを倒すには、現実世界側と『ウタワールド』側から同時に、同じ場所を攻撃してダメージを与える」必要がある。
『ウタワールド』側からルフィとその仲間たちが、現実世界側からシャンクスとその仲間たちが、攻撃をあたえ、
なんとかトットムジカを倒すことに成功する。
「世界のつづき」
ウタは…ネズキノコ大量服用の副作用により、体力を著しく消耗し衰弱していた。
解毒剤を渡されるが拒み、最期の力を振り絞って暴走の影響で『ウタワールド』に残された者たち(敵対した者、ライブの観客たち)全員の意識を現実世界に解放する。
そして少しの時間だけルフィと会話を交わし、「新時代」を託した。
解放の歌声はまさに世界の歌姫にふさわしいものであり、世界中の人々に何度も聴かれ愛されるものになった。
「風のゆくえ」
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