サブル島出身の少女。砂塵が舞う街・ブリエデゼルの城で大切に育てられている。しかし大事にされているのは巫女として
とある「使命」を果たすためである。サラの一族には星晶獣グラフォスが憑いており、サラも物心ついた時から既にグラフォスが
宿っていた。ブリエデゼルでは雨を司る星晶獣マナウィダンがおり、こいつが暴走した時は巫女がグラフォスの力を使って
マナウィダンを鎮めるのだが、その時に巫女は命を絶たれてしまう。言わばサラは使い捨ての安全装置なのである。幼くして
既に死が決まっているようなもので、城内では不気味がって誰もサラに優しくしてくれなかった。唯一護衛隊長を務める
ボレミアだけが親身になってサラに付き添ってくれた。この呪われし運命をサラは心静かに受け入れ、役目の時を待っていた。
優しい性格で、他人のために命を投げ出せる人間の鑑。
イベント『砂神の巫女』でジンともども初登場。先述の悲しき運命を背負い、役目を果たすためにマナウィダンのもとへと向かう。
道中で主人公一行と出会い、同行する事に。ルリアの協力によりマナウィダンを封印しつつ、自身も生還する奇跡を見せた。
使命から解放され、自由の身となったサラはボレミアとともに旅に出る事にしたのだが…。
続編のイベント『砂縛の涙、ひとしずく』では更に過酷な運命が待っていた。旅の道中でサラが病に倒れ、ブリエデゼルへと
戻らざるを得なくなった。本来死ぬはずだった巫女が生還した事で城の人々は余計に不気味がり、陰口を叩いた。さらにサラは
グラフォスに生命力を奪われており、これが病の元凶だった。グラフォスは奪いたくて奪っている訳ではなく、衰弱していくサラを見て
心配していた。心の支えだったボレミアも治療費を稼ぐために構ってやれなくなり、サラの心身は疲弊していった。ついにブチ切れた
サラは城を飛び出し…それと同時に島中に謎の黒い魔物が出現するようになった。サラの体には新たな星晶獣ブランウェンが宿っており、
彼女の黒い感情によって魔物が生み出されていたのだ。ブランウェンは元々神官ウマルの家系に受け継がれたのものであり、魔物討伐の名目で
サラを討ち、ブランウェンを奪還するという恐ろしい作戦が城で計画されていた。ウマル率いる直衛隊はサラに投降を呼びかける一方、
「忌み子と成り果てた者など、この国には不要!」と発言しており、投降しても処刑する気満々だった。病に蝕まれ、死ぬ寸前まで
追い込まれるも、ぎりぎりのところでグラフォスの暴走が止まり、命だけは助かった。イベントの最後で主人公の騎空団に加わり、
ボレミアと一緒に忌まわしきサブル島から出て行く事になった。数少ない理解者だった護衛兵ユスフに見送られ、まだ見ぬ外の世界へと旅立った。
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